2016年03月03日
そもそも冷え性ってなんなの?
冷え性の正体とは!
冷え性は、血液の流れが悪くなることが一番の原因です。
いつもなら血液がカラダの隅々まで行きわたることで、カラダは保温されているのですが、何らかの原因により、血液が流れにくくなると、その部位は冷たくなってしまいます。
手足は最も心臓から遠いので、最も血液が流れにくい場所になりますが、女性の場合は子宮の冷えも冷え性の大きな要因になります。
冷え性の痛みや症状は、カラダのバランスが崩れていたり、冷えがカラダに侵入した際に、その危険を知らせるためにカラダが発する危険信号なのです。
冷え性に悩まされない生活をおくる為には、第一にカラダを温めることが必要です。
そこで、いま話題の「温活」を生活に取り入れてみましょう。
「温活」はカラダを温めて女性機能を守るだけではなく、なんとモデルや女優の間ではダイエットとして活用されているのです。
冷え性対策をしながらダイエットができるなんて、まさに一石二鳥だとは思いませんか?
冷え性の原因
ドロドロ血
夕食の残りの炒めものや油ものを冷蔵庫に入れておくと、白い脂分が出てくることがありますね。
あれは、脂が冷えて固まったもの。
その証拠に、レンジで温めるとなくなります。
実は、私たちのカラダの中でも同じような現象が起こるのです。
カラダが冷えると、血中の脂分が冷えて固まり、血行を阻害してしまいます。
これが、よく聞く「ドロドロ血」です。
カラダが冷える ⇒ 脂肪が固まる ⇒ 血行が悪くなる ⇒ その結果、さらにカラダが冷える
という悪循環から体温調節がうまくできず、冷え性に繋がってしまうのです。
冷えは万病の元といわれています。理想的な体温は36.5度。
体温が1度低下すると代謝が10%~20%悪くなり免疫力も30%も低下するといわれています。
自律神経の乱れ
自律神経が乱れると、血液のコントロールが困難になってしまいます。
血液のコントロールができないと、体温のコントロールが上手くできず、冷え性になってしまうことがあります。
食生活の乱れ
炭水化物・塩分・脂質の過剰な摂取により、血液の流れが悪くなってしまいます。
これは、余分な栄養素により、赤血球の働きが鈍り血管が詰まりやすくなってしまうことが原因なのです。
運動不足
運動不足は冷え性の原因としてしばしば指摘されますが、そのメカニズムは筋力低下により血液をカラダの隅々まで送り出す力が低下するためです。
筋力は血液をカラダの隅々までいきわたらせるのに重要な役割を担っています。
貧血・低血圧
貧血、つまり血管系に疾患がある場合、血液が流れにくく冷え性になってしまう場合があります。
血液が酸素を運ぶことで、カラダは熱を発生させているため、血液が少ない状態はカラダが冷えやすい状態と言えます。
また、もともと血圧が低い方の場合、カラダへ血液を送り出す力が弱い為、これもまた冷え性につながってしまう場合があります。
このように様々な原因を見てみると、どれも血液の流れがスムーズに行えない結果が、冷え性に繋がっていることが分かります。
そうなのです!!
血液の流れを促進することが冷え性対策には欠かせないのです。
冷え性がもたらすもの
- 冷えは風邪や頭痛・生理痛など様々な体の不調を引き起こします。
- 冷えがもたらす血行不良は、首・関節・腰の痛みを引き起こします。
- 冷えがもたらす血行不良は、代謝を悪くし肌荒れにつながります。
- 夜間睡眠中の、「冷え→代謝ダウン→血行不良」は生命の危険を引き起こす可能性を増大させます!!
睡眠中はほぼ動きませんから、代謝が落ち極端に血流が悪くなります。
特に明け方は血液が最もドロドロになっており、心筋梗塞や脳卒中が起こりやすい時間帯と言われています。
たかが冷え性と侮ってはいけません!
寝ているときでも保温をしっかりすることがとても大切なのです。
温活ではじめる冷え性対策!
おススメ対策その①
『運動』
定期的な運動は健康にも良いし、冷え性改善にもつながり非常におススメです。
運動をすると、血の流れが良くなり、新陳代謝が高まるほか、筋肉の刺激で自律神経の働きが良くなるのです。
エアロビクスやストレッチ、筋力トレーニングなど、冷え性を改善したいなら、日ごろの生活に運動を取り入れてみましょう!
おススメ対策その②
『食生活の改善』
食物には、カラダを冷やす食べ物と、暖める食べ物があります。
食生活を見直して、カラダを温める効果のある食材を積極的に食事に取り入れてみましょう!
【カラダを温める効果のある食べ物(陽性の食品)】
- 穀物:
- そば・ひえ・あわ・ごま
- 野菜:
- 朝鮮人参・自然薯・ふき・山芋・かぼちゃ・ごぼう・にんにく・にんじん・塩味のたくあん・タンポポ・やまごぼう・ヨモギ・くず・ オオバコ・ノビル・にら・しそ・レンコン・しょうが・漬物・ネギ
- 果物:
- 梅・なつめ・栗・りんご・さくらんぼ・ぶどう・プルーン・ドライフルーツ
- 鳥獣類:
- チーズ
- 魚介類:
- 塩干し魚・赤身の魚・淡水魚・白身の魚・鯉・塩辛・数の子・するめ・たこ・いか
- 調味料:
- 自然塩・ごま油・味噌・しょうゆ・にんにく粉・タマネギ粉・きな粉・黒砂糖
- 飲料:
- 番茶・ほうじ茶・タンポポコーヒー・紅茶・モギ茶・日本酒・赤ワイン・紹興酒
- 菓子:
- ゆで小豆
おススメ対策その③
『半身浴でカラダを温める』
冷え性の人は、シャワーで済ませるのはNGです。
でも、熱すぎるお湯に浸かるのも、冷え性の原因に!!!
カラダを芯から温めるのには、半身浴が効果的です。
胸から下の下半身だけお湯につかる半身浴は、最も冷えやすい足があたたまり、冷え性改善に効果的です。
半身浴のポイントとしては、手はお湯につけないこと!
肩が冷える場合は、たまにお湯をかけたり、タオルを置くなどをすると良いでしょう。
おススメ対策その④
『遠赤外線で芯からカラダを温める』
遠赤外線は太陽光線の中でも最も深く皮膚や皮下組織に浸透して、血行を良くしカラダを温めてくれる光です。
光には目にみえる可視光線と、目にみえない紫外線、赤外線があり、遠赤外線は、可視光線より波長の長い赤外線の中でもさらに波長の長い不可視光線で、その特徴は温熱作用です。
遠赤外線の温熱効果は冷えからくる血行不良に効果があるといわれ、体内を活性化させる特性もあり別名「育成光線」とも呼ばれています。
冷え性を改善するには、血行を良くするためにカラダを温めることが大切ですが、遠赤外線の温熱効果を利用することが非常に効果的といわれています。
また、遠赤外線によって人体の水分子が活性化すると血行促進、新陳代謝の促進(ダイエット)、細胞の活性化などが期待できます。